良好な人間関係を築いていくには
生きていく上で人との繋がりはとても重要です
人間関係が上手くいかない時に自分を責めて、自分のことをキライになってしまう人は多いと思います。
しかし、難しく考えるのではなく、まずは笑顔で挨拶をしましょう。挨拶というのは不思議な力を持っています。「こんにちは」と挨拶をするとほとんどの人が返してくれます。子どもと散歩している時、恐い顔をして歩いている大人に子どもが「こんにちは」と挨拶すると、今までの顔とは違ってすごく笑顔で「ハイ、こんにちは」と返してくれる場面によく出くわします。
最近は、近所であっても挨拶する機会がほとんどなく、隣に誰が住んでいるかも分からないという事を耳にします。自分の周りにいる人と良好な関係を築いていくためにも、挨拶の不思議な力を使ってみましょう。より良い人間関係のステップの1つとして、自分から進んで挨拶を行ってみてはいかがでしょうか?
次は笑顔です。笑っている顔はとても良い表情です。笑顔は周りを明るくしてくれます。「辛い時こそ笑顔」という言葉もありますが、実際には辛い時に笑顔で過ごすのは難しいもの。辛い時には無理に笑顔でいるのではなく、思いっきり泣くことも必要です。そうすることで気持ちがスッキリして、自然と笑顔になれます。泣く・笑うといった感情表現を豊かにして、毎日を楽しく過ごしていきましょう。
上手くいかない人間関係
人は、人と関わりながらより良い人との関わり方を学んでいきます。核家族化が進んでいる現代では、コミュニケーションを学ぶ経験が得られにくい環境にあります。三世代大家族が多かった頃は、子どもが学校から帰ると誰かが家にいて「おかえり」と声をかけてくれていました。そして、学校のこと、友達のことを家族に話しごく自然にコミュニケーションを取ることが出来ていました。
しかし、最近では【競争社会】が加わって、絶対にあの子には負けてはいけないと友達を【ライバル】としか見ることが出来ない子どもたちも出てきています。この競争社会では、同世代の子ども同士のコミュニケーションを築きにくい環境を作り出していると思います。それは、お互いの気持ちを理解し合ったり、自分の気持ちを相手が傷つかないように伝えたりなど、大人になってから必要になるコミュニケーション能力が育ちにくい状況になっているのではないでしょうか?
・自分のことをどう思っているのだろう
・あの人はなぜ怒っているのだろう
・自分の言いたいことをどうやって伝えたらいいのだろう
・なぜ、伝えたいことが伝わらないのだろう
と他人の気持ちがわからず、浮いた状態になって何故と悩んでしまうことはありませんか?【人の気持ちがわからない】のは、個人に問題があったり劣ったりしているからではないと思います。自分を責めている方もいらっしゃると思いますが、まずはコミュニケーションが育ちにくい環境について正しく理解し、伝えることによって心を軽くすることが出来るでしょう。